黄泉比良坂
日本神話における、あの世とこの世の境界、黄泉の入り口・黄泉比良坂(よもつひらさか)。
そんな恐ろしそうな場所が松江市の郊外にあることは、以前から知ってはいたのですが、いかんせん神話に興味が無いもので行ったことがありませんでした。
そもそも有名な観光地なのかマニアックなスポットかも分からないのですが、この目で確かめてきたついでに勝手に紹介してみます。
(注)無知が故にふざけた内容なのでガチ神話マニアの方はご容赦を。
松江市中心部から国道9号線を鳥取県の方に向かって進み、東出雲の町中を抜けた辺り、JR山陰本線を跨ぐ高架の手前を脇道に入った先に黄泉の入り口はあります。
松江から来るとここを右折。
路地の先にあるT字路を右折して少し行けば黄泉比良坂。
地味に案内板が設置してあるので、よく見れば迷うことはありません。
黄泉の国への入口だというのに今ひとつ緊張感に欠けるフォント。
そんなこんなで黄泉比良坂に到着。
知らなかったのですが、何か映画の舞台にもなったようですね。
血の池にも見える、不気味に濁った池。
石の門の先には、いよいよ黄泉への入口が。
黄泉との境を塞いだ『千引きの岩』。
…訪問時の天気が良すぎたのも緊張感に欠ける一つの要因ではあるのですが、何と言ってもコンパクトにまとまった感じが、雰囲気を損ねている気がしてなりません。
駐車場から全ての場所が丸見えですからね。
イザナミに追いかけられても車に乗って逃げれそう。
千引きの岩へ行くのとは別に、山へと入っていく道もあります。
伊賦夜坂(いふやさか)というらしいです。
せっかくなので少し散策。
静かな森の中を歩いて行きます。
静かな森の中を…。
鬱蒼とした森ですが、道は整備されていて歩きやすいです。
…いつの間にやら黄泉のことはすっかり忘れて森林浴にひたってしまいました。
『黄泉への入口』というフレーズのインパクトが強いため興味本位で訪れてしまいそうですが、日本神話や古事記で知識を得ていないと単なるガッカリスポットになるかも。
興味のある方にだけオススメしておきます。
…とか何とか言いつつ、訪問時はビビっていた筆者。
決して振り返ることなく帰路につきました。